不動産会社に勤務していた経験から、河川沿いの住まいを選ばない理由を解説します。リバーサイドやウォーターフロントの素敵な住まい、本当にメリットばかりなのでしょうか。
私は不動産会社に勤めていたわけなんですが、そのおかげか、住まい選びの際に自然と避ける場所があります。
それが”水の近く”。

おそらく、不動産会社に勤務していた経験がある人は、わざわざ水の近くの物件を選ばないんじゃないかなと思います。
特に戸建てならなおさら。
今日は、不動産会社に勤めていた私が絶対に住まない「川沿い物件」についてメリット・デメリット踏まえ解説していきます。
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どうして、河川沿いに絶対に住まないの?

川沿いの家を絶対に選ばない理由は?
まずは結論
- 最強の災害対策が”できる限り安全な土地に住むこと”だから
- 水害は予め避けられる災害の1つだから。
最強の災害対策が”できる限り安全な土地に住むこと”
なぜ河川沿いに住まないか理由を聞かれてまず最初に答えるとしたら「最強の災害対策ができる限り安全な土地に住むことだから」です。
被災した時のために食料を何日分用意しようと、停電に備えて予備バッテリーを用意しようと、「限りなく安全な土地に住む」これに勝る防災はありません…
台風の度に、(いつ避難しよう)(今回は避難しなくて大丈夫かな)と、近くの河川の氾濫を気にして生活するより、少なくとも近くの河川が氾濫しても影響のないエリアや、大雨で冠水しないエリアに住まう方が、断然安心して過ごせますよね。
私はHSPで心配性なので、特にそう思うのかも。
水害は、予め避けられる災害の1つ
そして水害は予め避けられる災害の1つだからです。
たとえば地震は、日本に住んでいる以上どこで発生してもおかしくないし、避けようがありませんよね。
でも水害に関しては、多くの場合、予め避けられます。
だって水の近くに住まなければ良いだけですからね。
河川沿いに住むメリットは?

でも、水辺や河川沿いって、割と新しい住宅地やマンションが建ってすぐ売れたりしますよね。
河川沿いに住むメリットをおさらいしてみましょう。
- 遮る物がなく日当たり、景観が良い
- 水で空気が冷やされ比較的涼しく風通りが良い
この2つ、たしかに魅力ではありますよね。
川沿いの家は遮る物がなく、日当たりと景観が良い
目の前が川だとすると、そこには絶対に建物が立ちませんので、日当たりはいいですよね。
また、遮るものがなく景観も良いです。
リビングが川沿いだった場合、窓から視線が抜けるので広く感じるでしょう。
河川敷や土手には季節折々の花が咲いたり、自治体でお花を植えたりしている事もあって住民の憩いの場にもなります。
水辺を眺めていると癒されますし、水の流れる音も風情があって良いですよね。
憧れる方が多いのも頷けます。
川の近くの家は、水で空気が冷やされ比較的涼しく風通りが良い
一般的には、水面で冷やされた空気が吹き抜けるので涼しいと言われています。
確かに川の近くに行くとそれだけで涼しい気がしますね。
私の街の川沿いには、所々に森林や公園があるので、自然も豊かで余計に涼しく感じられます。
本当にあるのかどうかは別にしてマイナスイオン的な物も感じられそう。
窓を開けたら清々しい空気が吹き込んでくる点も良いですね。
川沿いや水辺の家は風通しもいいと言われています。
河川沿いに住むデメリットは?

一方で、河川沿いに住むデメリットもおさらいしてみましょう。
川の近くの多くが地盤が脆い「低地」
まず1つ目が、川の近くの多くが、地盤が脆い低地であるということ。
必ず脆いとは言い切れませんが、川の近くは一般的に地盤が脆いと言われています。
標高が低い”谷底低地”と呼ばれる場所は川のそばにあります。
谷底低地は昔から川が運んできた土砂や泥が堆積してできた土地なので柔らかいとされています。
地盤の脆い土地で家を建てるなら、分譲マンションの様に固い地盤の支持層まで杭を打つ事が望ましいと言います。
…ですが、コスト面からそこまでするケースはあまりないという話も聞きますね。
川沿いの家は虫やゴミや臭いが気になる事も
次に、川沿いの物件は、虫やゴミ、そしてニオイに悩まされることがあります。
川沿いを散歩していて、虫がまとわりついてきたーなんていう経験、誰しもあるのでは。
そして、川の場所によってはゴミだまりのようになってしまい、景観に悪影響を及ぼす事も。
もっと深刻なのはニオイの問題。
私が不動産会社にいた時に川沿いの物件が売れない理由の1つが「臭い」でした。
川沿いには工場も多く、風向きによって工場の排気が一気に流れてきて悪臭が漂っていたり、川そのものから汚泥やヘドロの臭いが湧きあがってきたりする可能性があります。
洪水や氾濫、堤防の決壊の可能性がゼロではない
河川の氾濫や堤防の決壊は”絶対に起こらない事”ではありません。
川沿いの物件は、特に大雨や台風のシーズンに、常に災害リスクをはらんでいるのですよね。
川沿いの住まいは、ブランドやイメージではなく慎重に検討しよう

超絶疑り深い性格ゆえか、個人的に、イメージ戦略が強すぎる物件には警戒します。
例えば「リバーサイド」「ウォーターフロント」なんていうのもイメージ戦略ですからね。
どんな素敵な名称が付いていても、単に川沿い水辺にある物件というだけ。
昔から「山の手」という言葉があるように、大名や旗本はみな、敵に攻められにくく水の被害が少ない山の方に住んだんですよ。
もちろん一概には言えませんけど、昔からの高級住宅地はめったに低地にはないし、多くは坂の上にありますよね。
もちろん、これからの時代は変わっていくのかも知れません。
でもどれほど時代が変わっても、河川の氾濫や堤防の決壊の可能性はなくなりません。
避難情報が出たらすぐに逃げられますか?
大雨の中、もしかしたら夜で真っ暗な中避難しなくてはならないかもしれません。
小さなお子さんがいたらどうでしょうか。
万が一の時は、雨の中、しかも暗い中、子どもの手を引き避難をする事になるのです。
川沿いの住まいはブランドやイメージではなく、リスクを十分に理解した上で検討しましょう。
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さいごに
川沿いの物件に住まない理由をまとめました。
身1つで逃げられない私たちだからこそ、子どもの安全のためにも様々なリクスを考えて住まい探ししましょう!
この記事がヒントになれば幸いです。